お知らせ

12司祭に新たに叙階 エリトリア教会始まって以来の規模

アスマラ(Agenzia Fides)‐エリトリアカトリック教会は、12人の司祭の叙階式を祝った。エリトリアカトリック教会事務局のソーシャルコミュニケーションオフィス長のKibrom Tseggai司祭からAgenzia Fidesに送られた2009年7月18日付けの報告によれば、ケレン教区のKidane Yebio司教はセントマイケル教会で、アスマラ国立大神学校の6人の司祭を叙階した。また、同時に、アスマラ教区の同神学校からの6人の司祭もMenghisteab Tesfamariam司教の手により、彼らの教会区で叙階された。

カトリックが少数派(※)の国での、12人のキリスト教司祭の叙階は、意義深いことである。

アスマラ大神学校にとってもまた、一年で12人の司祭が叙階されるというのは今までに例がなく、新記録である。アスマラ大神学校は、約164年前になるGualaでのS. De Jaccobisによる創立以来、迫害やその他の苦難の渦中にあり、波乱の歴史を経てきた。1869年には、大神学校は、ケレンに移され、1959年には、アスマラへまた戻された。大神学校の過去最大規模の叙階は、教区の司祭10人に対するものだが、それはケレンの1889年12月25日まで遡る。3番目に大きなものは、同じくケレンで、1936年の3月に8人の司祭が登録されたことへ遡る。2009年の叙階をより歴史的な出来事にしているのは、1995年にエリトリアカトリック教会の体制が3つの教区に整えられて以来、今回の叙階がアスマラとケレン両教区において6人の叙階が行われ、これは今までの中で、双方の教区にとって最も大きな規模の叙階であるという事実である。

脚注(大使館による)
※ エリトリアでの宗教人口比は、キリスト教とイスラム教がほぼ半々である。キリスト教の中では、Tewahedoと呼ばれるコプト教(日本では「原始キリスト教」とも呼ばれる)が多数派であり、カトリックおよびプロテスタントは少数派である。

2009年7月21日

原文(英語)はこちら
http://www.fides.org/aree/news/newsdet.php?idnews=24738

アスマラのシンボル カトリック教会大聖堂

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恋に効く教会として慕われるアスマラ市内のSanta Antonio教会

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